研究成果

科学技術振興機構は10月25日、共創の場形成支援プログラム（COI-NEXT）で21件のプロジェクトを新規採択した。川崎市産業振興財団が運営するナノ医療イノベーションセンター（iCONM）の「レジリエント健康長寿社会の実現を先導するグローバルエコシステム形成拠点」が選ばれ、在宅医療のニーズに応える医療製品の研究開発を行う。具体的には、居宅に設置されたセンサーで健康状態をモニタリングし、薬剤を自動投与する装置や、老化を診断・制御する技術の開発が進められる。また、一般市民のケアリテラシーを高めるための学習ツールの開発と社会実装に向けた制度・倫理面の整備も行う。これにより、医療機関に依存せず、家庭での医療管理が可能となることを目指している。

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