媒体の種類:バイオ工学系専門誌
掲載紙/掲載誌/掲載メディア:日経バイオテク
B-MED、マイクロニードルでインスリンを放出する「貼るだけ人工膵臓」を開発中
要約:
B-MEDは、CHANGE研究課題2リーダーの松元教授が設立した、血中のグルコース濃度に応じてインスリンを投与できるマイクロニードル型インスリンパッチを開発中のスタートアップです。現在、重症糖尿病の治療には持続血糖測定器とインスリンポンプを組み合わせた自動投与法が用いられていますが、機器のメンテナンスやサイズの大きさが患者に負担となっています。また、膵島移植も試みられていますが、ドナー不足や手術の侵襲性、コストの問題があります。そこでB-MEDは、フェニルボロン酸含有のアクリルアミドゲルを使用した「貼るだけ人工膵臓」、すなわちマイクロニードル型インスリンパッチの開発に注力しています。このパッチは、1mm程度の針を使用し、痛点を避けることで痛みを軽減し、充填されたインスリンを徐々に体内に投与することが可能です。松元社長は、この新しい治療法が糖尿病治療の選択肢を広げることを期待しています。
http://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/021500017/062100285/