研究成果

報道

媒体の種類:全国紙
掲載紙/掲載誌/掲載メディア:日本経済新聞

mRNAで顔面の骨再生 東京医科歯科大、ネズミで確認

要約:

研究開発課題2に所属する東京医科歯科大学の位高啓史教授らの研究グループは、メッセンジャーRNA(mRNA)を用いて骨を再生させる新しい手法を開発しました。このmRNAは、骨再生を促す Ranks2 と血管新生に関わる VEGF というたんぱく質を体内で生成するよう設計されています。実験では、顎の骨に穴を開けたラットに週1回、ポリマーで包まれたmRNAを3回投与したところ、骨が再生し、穴が小さくなることが確認されました。副作用は見られませんでした。この方法は、腫瘍切除や外傷による骨欠損の治療において、人工骨移植などの従来の治療法に比べて患者への負担が少なく、4〜5年後の実用化を目指しています。

 

http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC278BJ0X20C23A6000000/

http://doi.org/10.1186/s41232-023-00285-3

 

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